
はまる」37〜38%「あまりあてはまらない」30〜35%へと、肯定否定が同程度の割合で集瞼する傾向を示している。 売上高伸び率別では、規模別と同じく明瞭な差異はみられないものの、売上高伸び率が「5〜15%増加」「15%以上増加」企業では「ある程度あてはまる」37〜47%、及び「その通り」13〜また18%と同戦略に肯定的割合が55〜60%の割合を占めている。しかし、逆に売上高伸び率が「15%以上減少」企業では、否定的割合は73%の高い割合を示すなど、戦略視点が交差している。 
?D「シェアを指向する市場と利益確保を指向する市場とを区分」している企業像 この市場戦略は、どちらかというと肯定的に受けとられている戦略ではあるが、否定的回答も多いという5つの市場戦略のいわば“中間派”的位置にある戦略といえる。 図表3-9で業種別にこの市場戦略の傾向をみると、「全製造業」が50〜68%、「卸・小売商社」55%、「金融」50%及び「対個人サービス」49.3%の割合で同戦略に肯定的である。「土木・建設」、「対事業所サービス」は51〜54%の割合で肯定的割合が多い。 さらに規模別にみると、中小企業規模層(1人未満)では、47〜49%の割合で、同戦略に否定的であるが、100人以上の規模層では、52%〜58%の割含で同戦略に肯定的に変化する。 一方、売上高伸び率でみると、売上高伸び率が「5〜15%増加」「15%以上増加」企業では56〜58%の割合で同戦略に肯定的である。しかし、売上高伸び率が「±5%未満増減」「15%以上減少」企業が49〜54%の割合で否定する一方、同売上高伸び率「5〜15%減少」企業においては67%の高い割合で「シェアを指向する市場と利益確保を指向する市場とを区分してゆく」戦略を肯定する企業が多いなど、さらなる検証が必要な内容を含んでいる。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|